昨日、5月15日テレビ東京で放映のガイアの夜明け「地域スーパーの最強戦略」はスーパーなどの経営者や従業員のみならず、消費者やその他色々なビジネスに携わっている人々にも非常にためになる内容であった。
紹介されたスーパーは3社あり、規模的にはそれほど大きくないが、その地域や顧客の特性に合わせた戦略を採用・実行することによりサバイバルをしている。
社名や主な特徴はは以下のとおり。
1.千葉県市原市に本社を持つマルエイ(江戸川区西葛西店と千葉県市原市の店舗の紹介があった)
マルエイは東京と千葉で9店舗を展開する激安スーパー。
激安の秘密は店舗を倉庫として用いることにより倉庫費用を無くする。
商品の品出しもフォークリフトで行うので人件費なども少なくできる。
仕入れは市場のセリで売れ残ったようなものを安く仕入れてくるので仕入原価が安い。
本部では毎週メーカーや問屋担当者と商談会を行い即断即決で仕入れるので安く仕入れることができる。
毎週、金、土、日に1品目大幅な値引きをした目玉商品を作り客寄せを行うことにより客の取り込みを行う。
その客寄せ商品の分は当然赤字になるのだが、逆に赤字額を最初からノルマとして設定することにより
うまく機能している。
この安売り情報は前日に登録会員宛にメールで知らせる。
テレビで紹介された例では卵10個入1パックを7円で2000パック販売していた。
この卵を購入する条件として、客は合計1000円以上商品を購入する必要がある。
ある意味、これを広告費として捉えれば納得できる。
客は来たからには必要な物は高くなければその店でついでに買って買えるものだ。
したがって、トータルでプラスに成るような売り方が出来ればうまくいくだろう。
2.千葉県柏市を中心に8店舗運営するこだわりのスーパー「京北(けいほく)スーパー」
このスーパーは激安ではなく、逆に高級な独自商品を販売することにより他の大規模なスーパーとの差別化に成功している。
商品の例として、新たまねぎドレッシングが700円とか、900mlの牛乳が1200円、玄米黒酢500mlが1,600円 といった具合に日本一のような商品を揃えることにより固定客をつかんでいる。
店の数が全部で8店舗しかないが、バイヤーが11人いて、彼らが全国を旅していいものを探してくる。
また、プライベートブランドも150種類以上を販売している。
この話を聞いていると、北野エースというスーパーと非常に似た戦略に思える。
3.愛知県豊橋市の一期家一笑(いちごやいちえ)という超ローカルなスーパー
地元の食材へのこだわりをもち、得意客は約3000世帯。
従業員はほとんどの客の顔や名前を覚えており、客を呼ぶときも名前で呼ぶ。
得意な分野は旬の食材を使った手作りの惣菜だ。
豊橋魚市場などで仕入れた数が少なくて大手スーパーに出回らないような出物を使う。
この3つのケースを比べると、やはり長い間に蓄積されたノウハウがあり、大手のスーパーと同じ土俵では戦っていない。
やはり、自分の得意な分野、有利な点を最大限に生かしてニッチなマーケットに食い込んでいる感じがした。
最近のコメント